Jazz ?
Jazzはどうも苦手だ。というか、何をJazzと言って、Blues、Rockと区別するのか、はっきりしないところも多くあって、よくわからないのである。音楽のジャンルというのは便宜的に定義されているモノであって、それ自体にそれほど意味があるとは思えない。(ただ、名前がそのモノに魂を吹き込むというか言霊信仰的なものも日本には根強いので、一概に意味がないというのは乱暴という気もするのだが…)
音楽のジャンル分けは色々と話をしたり評論したりという場合に都合がいいものだと思う。一種のラベルだからね。ただ、その境界付近にある音楽はどっちにカテゴライズされるのか?それによって、評価の基準は変わってくることもあるだろう。が、ジャンルという概念をとっぱらってしまえば、その音楽を見る目も変わってくるだろう。まあ、何かを語るために都合良く使われるのがジャンルだとも言えるのではないか。
ともかく、芸術だのアートだのと言い出せば、何やら小難しいことを言う人がでてきてもっともらしいことを言って感心させられるのである。時代背景とか潮流とかいろんな物差しを持ってきて、作品の善し悪し?芸術性?を図るのである。もっと、単純に好き嫌いでいいのではないかとも思うのであるが、客観性とか普遍性というものが芸術にとっては価値を図るための一つの基準足り得ているのではないか。ただ、こういった問題は時間が解決してくれるのではないかと思うので、「時の流れに身をまかせ」てしまえばいいのではないかと思ってしまう。
おそらく人智の及ばないなにかが芸術には存在しているのだ。いや、そういうものが芸術と呼ばれるものなのだと思ったりしているのだが、それはまさしく人智の及ばない何かなので、人の言葉では説明できない何かなのである^^;
そんなこんなで、ややこしいことを言い出しそうなので本題にもどると、昔からジャズとかクラシックとか聴いてる人は、「小難しいことを言う」そんなイメージがつきまとっている。マニアの世界、趣味なり仕事なり一つの世界に没頭して深く掘り下げて行くと必然的に普通の人からすると理解困難なことや細かいことにこだわっていくものであろうから、仕方ないことだと思う。
しかし、近寄りがたい雰囲気があったりしてどうも馴染めないでいたのである。
それに比べると、ブルースやゴスペルなどは敷居が低いというか、ウエルカムな雰囲気がしたのである。おそらく、よりプリミティブ、民謡とか民族音楽などに近いのだと思う。技術的なこととか、音楽的なことがどうこうというより、魂の表現というものが音になっただけという素朴な魅力の方が上回っているのではないのか。
あまり考えなくて、ただ、好きとか嫌いで判断すればそれでいい感じ。ただ、聴かず嫌いはいけないと思うので、少しは聴いたことのないような音も聴いてみようと思っている。ココ数年は、メジャーなブルースからジャズも聴くようになってきた。そうなると、よけいにこのジャンルの壁は何だろうと思えてくるのだ。
いいなと思って聴いていたのがジャズだと言われたり…。
まあ、ジャズ的なコードを使ったりしたポップスとかがなかなかにイイ感じだったりするのは、流行のせいか?年のせいか?
ひとつ言えるのは、聴いててくつろぐ、楽しくなる音楽というのは、いいもんだと再認識した。特にライブでそう感じる音楽は気持ちイイ。
だから、なんでもイイんだけどね。なんか、センチメンタルでロマンチックな曲がイイね。
Good Luck!