BIG MUFF Pi
Electro-Harmonix の BIG MUFF Pi はギターエフェクターの中でも確実にベスト10入りするであろう有名で信者の多いエフェクターだろう。もともとはGuildへOEM供給したFoxey Lady、(エレハモではAXISという名で発売。このFoxey Ladyはジミヘンのアルバムでも有名だが、どうもこれにあやかってのネーミングらしい。)2ノブのファズ。これの3ノブ版がBIG MUFF Piで若干の違いがあるものの回路は同じらしい。大塚明さんの名著「エフェクタ製作講座」は、いろいろと勉強になります。
だいたいにおいて、当時のエフェクタというものは、製造管理の問題等からトランジスタ類は汎用性の高いものが使われていたようで、現在のビルダーや自作の人たちが当時のものを再現しようと頑張るから、すでにディスコンとなったパーツが神のように崇められているということもあろうかと^^
だから、同じ回路を現在手に入る汎用性の高いパーツで作るなら、それはそれで、真っ当なことではないかと思えるし、ほぼ、その機種の音は再現できるのではないか。
もっとも、各パーツ等の素材や特性の誤差等が音に影響するのは、間違いないとは思うのだけど、果たしてそれを音の差として聞き分けられるほど耳がいいのか?という疑問もあるのである。
ギターサウンドを大きく捉えるならば、最後の出口であるアンプのスピーカーというのが最も音の個性に影響を与えるモノではないかと思うのである。だから、漠然とイイ音、自分の欲しい音を探すのであれば、アンプにまずこだわるのが最も効果的であると。
まあ、そんなことを考えながらもRams Head期のBIG MUFF Piを2SC1815という汎用トランジスタで作ってみようと思ったが、グラフィックは現行のデザインがBIG MUFFっぽいので、こんな感じかなと描いてみた。
しかし、Foxey LadyもFY-2もFM-2もまだ配線図を書き起こしたところで止まっている^^;;
Good Luck!