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良いか良くないかと好きか嫌いかは、違う価値観で判断されるべきだと思う。
しかし、混同されることが多いようだし、また、線引きが難しい気もする。
判断基準が個人の裁量に委ねられる場合、どうしても、好き嫌いという感情、あるいは生理的なものが判断に影響を与えてしまうだろうということ。
だから、はっきりと根拠がある場合で無いと良い悪いは言えないと思ってる。
というか、会話で使う「いい」はほとんど「好き」と同意語である。
好き嫌いは、個人の感情のなせるものであるから、そこに理由も根拠も要らない。
だから、そのことを非難もしないし、非難されるものでもない。
それをとやかく言うのは野暮というものであろう。
そういったことについて非難されたりするのは、逆恨みというか見当はずれというものであろう。
草間弥生の作品は嫌いだ。何がいいのか全くわからない。もっと言えば、あんなのが好きと言ってる人の感覚が分からない。いわゆる「ばっかじゃないの」って感じだ。
しかし、草間弥生のインタビューかなんかチラッと読んだら、この人は凄いと思った。人としては好きになれるだろう。尊敬もできるだろう。しかし、作品を好きになるかどうかは別の話だ。
もちろん、作家の人柄や生き様に共感して、作品が好きになることもあるだろう。しかし、逆に大嫌いな作家、あるいは軽蔑するような作家であってもその作品に心奪われることはあるだろう。
Good Luck!